2023年 02月 24日
この一か月のご報告 |
さて、この1か月をまとめてご報告(全訪問者の紹介はできませんが…)。まずは2月初めに新潟教区の青年たちが来訪。その中には、今から2年半ほど前、まだ改修途中で床もない風の家へ手伝いに来てくれたメンバーもいて、「こんなに変わったんだ~」と感慨深げに内部を見学してくれた。現状からは想像もつかない当初の様子…それを知っている人が来て、喜んでくれるとやはりうれしい。と同時に、今まで多くの方々に支えてもらいながら進んできた歩みを思い起こし、改めて感謝の気持ちで満たされる。この活動を維持・発展させていくため、今後も力を尽くして行きたい。
そして、その青年たちと同時期に来て下さったのは、かつて東京の教会で働いていた時に色々お世話になった上代さん。現在は高齢者施設で働いていらっしゃる。「からすのパンやさん新生プロジェクト」は、御高齢の方々とどのように関わり、支援していくかも大切なテーマの一つ。今後とも貴重な意見をいただきたい。
次の写真は、パン屋の芝原さんと、元自由学園教師の藤田さん、そして既に何度もこちらへ来て下さっている加藤さん。風の家と協力関係にあるNPO共働学舎は、創立者の宮嶋眞一郎氏がかつて自由学園の教師だったこともあり、東京にある自由学園との関りが深い。自由学園は今から100年余り前に、プロテスタントの信者である羽仁もと子・吉一夫妻によって設立された。共働学舎の「自主性と自立を大切にする」生き方は、自由学園の精神を脈々と受け継いでいる(徹底させている)。残念ながら藤田さんとは、私は新潟市での司祭研修会のため出かけねばならず、出迎えの挨拶程度で失礼したが、その後一泊され、芝原さん(元自由学園のパン工房職人)や宮嶋信さん(自由学園の卒業生)と共に、風の家で楽しいひと時を過ごして下さったとのこと。
加藤さんの方は、今回も風の家のお掃除などを手伝って下さり本当に助かった。ここの建物は広く、掃除洗濯等はなかなか大変だ。そんな中、加藤さんは毎回助けて下さる。心から感謝!
続いて、芝原さんと宮嶋実佐紀さんに挟まれているのが、ポーランド人のアニタさん(カトリックの宣教師:2度目の訪問)、そして共働学舎にボランティア活動のため滞在していたチェコ人のクララさん。ポーランドのグダニスク出身のアニタさんだが、これほどたくさんの雪はかつて経験がないようで雪かきを手伝ってもらった。その時の、楽しそうに雪かきをしている1枚。一方のクララさんは、チェコで薬剤師をしながら「ジュージュツ(日本の柔道とは少し違うようだ)」の競技会にも出ているような活発な女性。コロナ前には単身でエジプトや韓国にも出かけ、コロナの規制が緩和された今回は、日本の地方(田舎)を体験したいとボランティア団体の紹介で共働学舎に来た。単身世界を巡っている方の好奇心、そしてバイタリティーには頭が下がる。こうした外国出身の方々との出会いからも、文化や価値観の多様性を学ぶことができ、活力をいただいた。
このように、冬の間でも「信州 風の家」では様々な体験ができ出会いがある。みなさん、遠慮せずにどうぞいらしてくださいね!
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by itokoshi
| 2023-02-24 16:45