2023年 06月 04日
田植え |
その他には、今から27年前、私がカトリック司祭になって最初に派遣された立川教会出身の大鹿さん。すでに帰天されたお母様やご祖母様には、その頃大変お世話になった。久しぶりにお目にかかって、大鹿さんのご家族を追悼しながらミサを捧げ、色々懐かしいお話ができたのは幸せであった。
ところで、田植えの後に大切なのは除草だ。手植えの田んぼは有機無農薬栽培なので、田植え後、数日のうちに「コートブラシ除草」というのを行う。テニスコート整備に使うブラシをご存じだろうか。その特大版のブラシを、田植え後の田んぼの中で引いて、水の中で芽生えたばかりの稗(ヒエ)の芽をこそぎ取って行く。植えたばかりの稲の苗は大丈夫?と心配になるが、確かに稲は重いブラシで引かれて一旦は倒れ込むものもあるが、それにもめげず再びしっかり立ち上がる。その生命力に驚かされる。ただ、このブラシ掛けはなかなかの重労働。田んぼの泥の中に入って何度も往復すると、途中、泥に足を取られて転びそうになることもある。ヤッケを着て、汗をかきかき週2回、6月初旬まで計5回の作業が続く。
その他の訪問者は、今まで何度もお手伝いに来て下さっている、元新潟清心中高のの末吉先生と坂田先生。今回は、トラクターの運転と小型耕運機の運転を覚えていただき、畑仕事を手伝って下さった。
さらに、私が20年ほど前に派遣された浅草教会の皆さん2グループ。3名の方は、かつて浅草の教会(厳密には浅草橋)で働いていた時に大変お世話になった方々で、初めての来訪。下町の方々のエネルギーに今回も励まされた。続いて、リピータになって下さった盲導犬のフローラちゃんと郡司さん、そして教会で郡司さんのサポートに関わって下さっている3名の方々(プラス、最近イグナチオ教会で洗礼を受けられ、信州風の家では既にスタッフの加藤さん)。3名中、島岡さんは、まだ改装中にお手伝い頂いて以来の来訪。完成後の姿に大変喜んで下さって、こちらもうれしかった。
最後は、糸魚川教会で教会の管理などを担当して下さっている平野さんと妹さん。お二人には、昔の糸魚川(特に今は合併されてしまった旧青海町)のお話を色々と聞かせていただき、地域の歩みを学ぶことができた。
by itokoshi
| 2023-06-04 18:05