開所式

　　先日23日（土）、５月からの活動開始を控え「信州 風の家」にて開所式を行った。残念ながら未だコロナ禍が続いているので”盛大に”というわけには行かなかったが、共働学舎をはじめ若干の支援者の方々、そして近隣の方にも来ていただき開催することができた。

　今回の式を通して改めて感じたことは、「信州 風の家」が本当に多くの方々の支えによって成り立っているということだ。今まで２年半、どれだけ多くの方々の祈りと支援に支えられてきたことか。完成した内装やいただいた聖具・調度品を眺めてつくづくそう思う。また当日もテントの設営、感染対策を考えての屋外での食事の準備等々、とても一人ではこなせない仕事を学舎メンバーや多くの方々に助けてもらい漸く実施することができた。

　かつて私はブログにこう書いている。「『信州風の家』が『私のものではない』ことを改めて感じる・・・確かに現在、法的にこの場所は私の名義であり所有権は私に属している。しかし、こうして多くの方々の労力や経済的支援、そして祈りに支えられているこの場所は、根本的に『私のものではない』のだ。支援して下さる多くの方々のものであり、いつかここを訪れる『心に真の安らぎと出会いを求める人々』のものであり、そして何より、これら全てを与えて下さる『聖なる風』のものだから」（2020年8月18日）。その思いを今新たにしている。

　いよいよ５月から「信州 風の家」の活動が始まる。これからも紆余曲折の歩みになると思うが、聖なる「風」の力強い導きに信頼して歩みを進めて行きたいと思う。