2022年 02月 02日
「祈りの部屋」の十字架像と額 |
十字架像は、東京九段に管区本部がある「シャルトル聖パウロ修道女会(白百合学園を運営している会)」から寄贈していただいたもの。旧修道院の集会室にかけられていたというこの十字架は、多分、腕以外は”一木造り”だと思う。制作年代は不詳。しかし、見たところだいぶ古いものに感じる。実はこの十字架像、昨年末に久しぶりに上京し、あるカトリック聖具店を訪れた際には、そこで相談して、その時は別の十字架像を購入することに決めていた。「もし」そのまま行けば、ここには存在しないものだったのだ。しかし正にその晩、白百合の修道院から突然メールがあり「よろしければ十字架を差し上げたい」とのこと。そこで翌日、急遽実物を見に行き、その”温和な御顔”に予定を変更。こうして「信州 風の家」に来ることになったものだから、ことの成り行きに不思議な「導き」を感じている。
井上洋治神父の書の方は、新約聖書、使徒聖パウロによる「ガラテヤの信徒への手紙(5:16)」の聖句、”霊の導きに従って歩みなさい”を、井上神父が私訳して書かれたもの。同じことばが、かつて「風の家」の主日ミサが行われていた赤坂のマンションの壁にも掛けてあったので、懐かしいと思われる方もいらっしゃると思う。短く深く心に残ることばだ。
これから「信州 風の家」を訪れる人々の心に、この十字架像と額のことばを通して、神様の豊かな恵みと慰めが注がれることを願っている。
by itokoshi
| 2022-02-02 18:28