置かれた場所で咲きなさい |
先週、ようやく1階居間の床基礎工事が終わった。また2階への階段も新しい物に付け替えられた。写真はその2カ所の改修前と改修後(正確には再改修後)の比較。
「信州風の家」の改修を始めてから、はや丸2年が経つ。途中、欠陥工事が見つかって大幅なやり直しをしたり、コロナ禍に追い打ちをかけられたり・・・。しかし、多くの方たちの祈りと支援に支えられ、今まで何とか進んで来ることができた。唯々感謝しかない。そしてここ数日、ようやく少し先が見えてきた感じだ。とはいえ、コロナ禍の影響は今しばらく続くことだろう。焦らず、今私にできること、なすべき事を行っていきたいと思う。
そんなことを考えていたら、ふとシスター渡辺和子さんの著作タイトル「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が思い浮かんできた。そして、その元となっている詩を改めて読んでみると、これがコロナ禍にある私たちの心に深く響く。以下結びに、アメリカ人でプロテスタント神学者・詩人、ラインホルド・ニーバー(1892-1971)の詩をご紹介したいと思う。
「置かれた場所で咲きなさい」(意訳)
置かれた場所で咲きなさい。
仕方がないと諦めるのではなく、あなたの最善を尽くし、花のように咲くのです。
咲くとは、幸せに生きること。
あなたの幸せは、他者の幸せへとつながる。
笑顔は波紋のように広がる力を持つ。
あなたの幸せを笑顔で表せば、他の人もそれを見て幸せになる。
神はあなたを特別な場所に置かれた。
もしあなたがその愛を知り、それを他者と分かち合えば真に輝く。
こうして「輝く」ことを「咲く」という。
神に置かれた場所で花開くとき、
自らの人生は、いのちの庭の美しい花となる。
置かれた場所で咲きなさい。
(原文)
Bloom where God has planted you.
Rather than give up, make the best of yourlife and bloom like a flower.
To bloom is to live happily.
Let your joy make others happy.
Your smile is contagious.
When you are happy and show it by yoursmile
Others will know it and are happy too.
God has planted you in a special place.
If you know it share it with others, yourpersonality will shine.
It is that “shine” which we call “Bloom”
When I bloom in the place
where God has placed me
My life becomes a beautiful flower in thegarden of life.
Bloom where God has planted you.
(Reinhold Niebuhr)