2021年 08月 30日
麦の収穫 |
収穫前に何より大変だったのは、ボウボウに茂った雑草の草取り(2番目の写真)。5月中旬の種まき以降、2回は小型耕運機を使って株間の草を除き、また8月初旬にも刈払機で草を刈ったが、ここ3週間は何もせず、サボっていたのが痛かった。労働力は私と植村さん二人だけ。しゃがみながら延々と草を取り続けるのは大変だった。いや、先輩の植村さんこそお疲れになったことと思う。高地(標高700m強)とはいえ日中は暑く、時に日差も強烈だ。しかも草取りに加え、鎌で麦を刈り、まとめたものをワラで縛ってハサに掛けねばならない。数日かけてようやく全て終わった時には心底ホッとした。”機械を使わぬ昔ながらの農作業には人手がいる”ことを実感した日々だった。
こうして干した麦は乾燥後、まずは「足踏み脱穀機」を使って脱穀。その後は「唐箕:とうみ」(江戸時代にも農家で使われていた、木製風車を手で回して風を送り、殻や屑と実を分ける農具。元大家の荻原さんが所有している)を用いて選別する予定だ。今回は種を蒔きすぎたようで密植となり、未熟な実もあった。どれだけ小麦が収穫できるのか・・・ドキドキしている。
by itokoshi
| 2021-08-30 22:07