植村さんのお料理

　　写真は「信州風の家」滞在時にいただいている、植村さんのお料理。最近は畑で、キュウリ・ナス・トマトといった夏野菜がたくさん取れる。それに加えて、近隣の方からズッキーニなど野菜のお裾分けもある。それらを上手に使い、しかも保存や作り置き用に様々な形に変え、食卓に出して下さる。しかも味噌汁やスープは、出汁からしっかり取った本格的なもの。私などはその足下にも及ばない。

　因みに植村さんは長年、知的障がい者施設で働いていた。そのため当時は仕事が忙しく、自炊経験はほとんど無かったとのこと（しかも奥様は、修道院で厨房を担当されるほどの料理上手！）。従って、こうした料理は４ヶ月前、風の家の管理人となってから始めたものだ。日々、本やネットでレシピを調べ、試行錯誤の中で料理しながら食卓に出して下さる。身近に接していて、その腕が日ごとに上達していくのがよくわかる。６０代後半からの新たなチャレンジ、たとえ失敗しても黙々と練習を積み重ね、着実に成長していく･･･そんな植村さんの姿を拝見し、人生の先輩として心から尊敬している。

　読者の皆さん。コロナが落ち着いたら是非、この植村さんのお料理を食べに来ませんか？