2021年 06月 06日
前庭のツツジ |
先週の木曜から、久しぶりに大工さんが工事に戻り、改修を再開した。しかし、ご存じの方も多いかもしれないが、最近は世界的な住宅木材不足。価格が高騰し、ものによっては出荷制限も出て、手に入れることすら難しいという。一難去ってまた一難。ため息が出る。
そんな中、落ち込む私の心を、写真にある前庭のツツジが励ましてくれた。このツツジは昨年の晩秋、雪が降る前に中央にある「大山桜」の周りに植えられたもの。一往、造園業者に雪囲いをしてもらったのだが、昨冬の雪は湿り気が多く、業者のやり方も不十分だったのだろう。積雪約1m50㎝の重みに押し潰されて、3月末の雪解けの頃には見るも無惨な状況になっていた。枝も折れたり曲がったり。そんな哀れな姿に「もう枯れてダメだ」と思い、業者に言って抜いてもらうことも考えた。ところが・・・4月末には、僅かに残る小さな芽が少しずつ大きくなり、5月下旬になると、蕾みも徐々に膨らんで、とうとう花を咲かせたのだ。あんなに悲惨な状況に陥りながらも懸命に生き、できる限りの花を咲かせたツツジ。一方、困難に直面しては、いつも悩み落ち込む私。己が恥ずかしくなる。
ツツジに見習いたいと思う。
by itokoshi
| 2021-06-06 18:06