2020年 10月 25日
地の塩の道①「信州風の家までの25㎞」(全5回 下に続く) |
今週初め、先週の勢いに乗って、塩の道における「信州風の家」まで残り約25キロ(平岩駅~信州風の家)を、歩いてみることにした。この区間は天神道(てんじんどう)越え、石坂越え、千国(ちくに)越え、の三つのルートにまたがっている。最初の天神道は約9キロ。何といってもその名前が宗教的で魅力的だ。
午前9時に平岩駅を出発。旧国道148号とも重なる峠道を40分ほど上り、その後、昔ながらの山道に入る。やがて出会うのがかつての「蒲原(がまはら)温泉」と、そこを襲った1995年大水害の大きな傷跡。続く石坂越えルートにも1911年に起った「稗田山(ひえだやま)大崩落」の跡があり、今回の道のりは自然の猛威を実感する場所が多い。やがて「地の塩の道」として歩く時には、こうした体験をさらに深め、自然や歴史について学び、自然との関わりを見つめ直す機会に出来ればと思う。そして、そのためには具体的にどのようなプログラムを組むことが良いのか・・・そんなことを考えながら歩き続けた。
by itokoshi
| 2020-10-25 01:50