2020年 09月 06日
祈りの力 |

しかし・・・また一方でこうも思う。確かに今の私は、災害にあっている人のために「祈ることしかできない」。でも、人が本当に苦しみに直面するとき、特に死を意識するような危機的状況に陥っているとき「祈ること”で”しかできない」励ましもあるのではないか、と。
人が死を意識するような危機的状況に直面する時、その孤独と哀しみを、究極のところでは、それを誰か他の「人」に代わってもらうことも共に背負ってもらうことも出来ない。たとえ愛する「人」と、共に担おうと手を握り合っていたとしても、心の中では結局たった独り、その孤独と恐れと向き合わねばならないのだ。そんなとき、唯一頼りになるのは・・・私は、目に見えぬ”永遠の同伴者”である方、ただその方だけだと思っている。その方だけが、その苦しみを共に背負い、孤独という暗黒から光へと解放して下さると信じているのだ。そんな時、その唯一頼りになる方の存在を認め、”共に祈って”くれる人がいれば・・・それは、ある励ましになるのではないだろうか。
ああ、心配でバカなことを書き連ねている。こんなことを考えているより、この台風で皆が危機的状況に陥らないことを祈ることの方が先だろう。とにかく、皆が無事で被害が出ないことを切に祈っている。
by itokoshi
| 2020-09-06 18:44